賃貸の部屋で収納を増やしたくても、「壁に穴を開けるのは避けたい」と迷うことがあります。置きたい物はあるけれど、どうやって置き場所を作ればよいのか。以前のマンションで、私もその悩みから棚づくりを考えました。
私が選んだのは、ディアウォールを使って棚を自作する方法です。リビングに設置し、プロジェクターを載せていました。木や棚板を加工する手間はありましたが、出来上がったときは感動しました。
この記事は、以前の賃貸マンションで棚を自作した体験記です。プロジェクターなどの機器棚を再現する設計手順や、現行DWS90での機器設置を勧める内容ではありません。当時の写真・感想と、現在の製品の使用条件を分けて紹介します。

賃貸でも、壁に穴を開けずに棚を増やせるんですか?

私はディアウォールで棚を作ったよ。自分の置きたい物に合わせて考えられるのが、よかったところだね。
賃貸でディアウォールを選んだ理由
以前住んでいたマンションは賃貸でした。部屋に物を置く場所を作りたい一方で、壁に穴を開けて棚を取り付ける方法は避けたい。その条件で考えた結果、ディアウォールを使って棚を作ることにしました。
棚を探すときは、収納量だけでなく「何を、どこに置きたいか」が大切だと思います。私の場合は、リビングで使うプロジェクターの置き場所を作ること。目的がはっきりしていたので、そこに合わせて自分で設計する方法を選びました。
完成品の棚なら、組み立てや加工の負担を減らせる場合があります。一方、DIYでは棚板の位置や全体の形を自分で考える作業が加わります。どちらが合うかは、置きたい物と、作る作業にかけられる手間から考えると選びやすくなります。
リビングに作ったプロジェクターの棚

写真が、当時のリビングに設置していた棚です。木の柱に棚板を取り付けて、プロジェクターの置き場所を作っていました。自分で設計しているので、使い心地に不満はありませんでした。
これは以前の部屋で使っていた記録です。所有品の型番、棚板の寸法、機器の重さ、棚受けの仕様が不明なため、現行の公式条件を満たしていたかは確認できません。写真をそのまま設計図として使わないでください。
広告で紹介しているDWS90の現行取扱説明書では、重量物・壊れやすい物・貴重品を設置しないよう指定されています。私が以前プロジェクターを載せていたことは、現在の製品で同じ設置を勧める根拠にはなりません。機器用の棚を探す場合は、機器の設置を想定した製品を選び、対応条件を確認してください。
DWS90の公式取扱説明書を確認する(PDF)壁に穴を開けずに棚を作る仕組み
ディアウォールは、木材の両端にパーツを付け、上下に突っ張らせて柱を作るアイテムです。その柱を利用して棚を取り付けるため、建物の壁に棚を直接ねじ留めする方法とは仕組みが異なります。メーカーの商品紹介で構造を確認できます。
上パッドのばねで、上下に突っ張らせる仕組みです。
棚受けを固定するのは建物の壁ではなく木材。DWS90では純正部品を使います。
仕組みを説明する模式図です。棚受けの形状・寸法・重心を再現した施工図ではありません。実際の取り付けは製品の説明書に従ってください。
「壁に穴を開けない」ことと、「加工や工具が一切いらない」ことは別です。私も木や棚板を加工する手間がありました。棚を作るときは、柱の設置と棚板の取り付けを分けて考えると、用意する物を整理しやすくなります。



木材・棚板を用意する前に考えたいこと
最初に、置く物と設置場所を決める
まず考えたいのは、「この棚を何のために作るか」です。現在の製品で棚を作るなら、メーカーが認める用途に合う物から考えます。何でも載せられる棚ではないので、物の種類と必要な棚の広さを先に整理しましょう。置く物の幅・奥行き・重さを書き出してから、棚の形を考えると整理しやすくなります。
壁際の空き場所に加えて、家具や人の動きとの関係も見ます。棚板が通り道へ出すぎないか、ソファや扉に干渉しないか。紙に簡単な図を描いておくと、木材を用意する前に確かめたい寸法が見えてきます。
木材のカットは、ホームセンターへ相談する方法もある
木材はホームセンターでカットしてもらう方法があります。自宅で長い木材を切ることが気になるなら、材料を購入する前に、利用したい店舗へ相談してみるとよいと思います。
ただし、カットサービスの有無、対応する材料、料金や受付条件は店舗によって異なります。お願いするときは、木材の規格と必要な長さを決めて伝えましょう。カットを頼めても、棚板の取り付けや全体の設計まで済むわけではない点は、見込んでおきたいところです。なお、DWS90の説明書では柱用の木材に貫通穴や溝を加工することを禁止しています。手間があるという私の感想を、柱に自由な加工をしてよいという意味で受け取らないでください。

棚受けも、柱のパーツと分けて選ぶ
柱を立てるパーツだけでなく、棚板を支える棚受けも必要になります。広告のDWS90で棚を作る場合は、説明書に従って純正部品を選び、木材との組み合わせや留め付け方を確認します。手元にある金属の棚受けは、下の写真のものです。

加工の手間と、完成したときの感動
実際に作ってみると、木や棚板を加工する手間はありました。出来上がった棚を買って置く方法と比べれば、自分で考えて作る工程が増えます。そこは、DIYを選ぶ前に知っておいてほしい点です。
それでも、出来上がったときは感動しました。壁に穴を開けずに物を置きたい、というところから考えた棚が、実際にリビングの置き場所になった。その完成したときの気持ちは、自作した棚ならではのものでした。

手間がかかっても、自分の部屋に合わせて作れるのはうれしいですね。

自分で設計したので、使い心地に不満はなかったよ。完成したときの感動も、よく覚えているね。
私にとってよかったのは、自分が使うための棚を自分で設計できたことです。高さや広さを考える作業も含めて楽しめる人には、検討する価値のある方法だと思います。
購入前に確認したい設置条件
壁に穴を開けずに使えるとしても、どこにでも設置できるわけではありません。公式情報を確認したうえで、自宅の設置場所に合うか判断することが大切です。
壁際・丈夫で水平な床と天井。
カーペット上や壁から離れた場所は使えません。
DWS90は2×4材用(約38×89mm)。
柱1本に上下1セット。棚は純正部品で作ります。
重量物・壊れやすい物・貴重品は載せません。
振動・衝撃が加わる物も使えません。
この3項目だけで施工の適合は判断できません。棚板の張り出しや重心など、ほかの指定も確認します。
広告のDWS90を検討するための整理です。使用条件は公式商品説明・取扱説明書と公式Q&Aをご確認ください。
- 床と天井が水平で、壁際に設置できるか
- 床・天井の材質や強度が、使用する製品の条件に合うか
- 柱用の木材とパーツの対応規格が合っているか
- 棚受け・棚板・載せる物の重さを確認できるか
- 載せる物が重量物・壊れやすい物など、禁止された物に当たらないか
- 棚板の取り付け範囲や重心、使用する部品が説明書に合うか
メーカーのQ&Aでは、使用状況によって耐えられる荷重が変わると説明されています。棚受けの商品に数値があっても、それだけで棚全体の強度を判断しないようにします。また、床や天井の材質によっては跡が残る可能性もあるため、「穴を開けない=必ず跡が残らない」とは考えないほうがよいでしょう。
カーペット上や壁から離れた場所は使用できません。また、家具の転倒防止を目的に使う製品ではなく、振動や衝撃が加わる場所・物にも使用できません。棚板の張り出しにも条件があります。置く物が収まる広さだけでなく、公式Q&Aと説明書で、取り付け範囲や重心に関する指定を確認します。
まずは、使いたい木材と設置条件を確認
本体と棚受けは別のパーツです。対応する木材規格と用途を見てから選びましょう。広告のDWS90は上下パッド1セットと調整スペーサー2枚入りで、柱1本分です。
ディアウォールの商品紹介を見る →自分の暮らしに合う棚を作りたい人へ
賃貸だった以前のマンションで、壁に穴を開けずに物を置くために選んだのが、ディアウォールを使った棚づくりでした。リビングでプロジェクターを載せる場所を、自分で考えて作りました。
木や棚板の加工には手間がかかりましたが、出来上がったときは感動しました。使い心地も、自分で設計したので不満はありませんでした。
同じように置き場所で迷っているなら、まずは置く物と、設置したい場所を決めるところから。自分の部屋と載せたい物が現行製品の使用条件に合うかを確かめて、作る手間も含めて楽しめそうか考えてみてください。



コメント